事業内容
BUSINESS CONTENT
海外水道事業
東京都水道局と一体となって、途上国や各地域の水道システムを健全に運営していけるよう、東京の水道システムを支える技術や運営ノウハウを活用した国際貢献に寄与します。東京水道グループで培った水道事業のノウハウを生かし、国際貢献事業にも積極的に参加しています。
無収水削減対策事業
漏水や盗水などにより、料金徴収が困難な開発途上国を対象に、ODAを活用したインフラ整備等を行うことで、無収水(料金に結びつかない水量)削減に貢献しています。
ミャンマー
ミャンマー国の最大都市ヤンゴンで、平成26年度に実施した無収水対策パイロット事業の実績を踏まえ、現地で技術指導も行いながら、漏水調査、水道管取替及び修繕、水道メータの取替・設置を実施し、無収水率の削減に寄与しています。
専門家の現地派遣
開発途上国の水道事業を改善するために、主に無収水削減事業を担う人材の育成として現地へ専門家を派遣し、財務管理、資産管理等の研修実施、経営計画策定、メータ管理の改善、検針業務などの技術指導を行っています。
【インド】
インド国のヴァラナシ市で、JICAが実施する衛生改善プロジェクトに無収水対策の専門家を派遣し、ヴァラナシ市上下水道局(JalKal)職員の無収水削減能力強化のための技術指導を行っています。令和4年度には、技術指導の一貫として市内パイロット地区での技術指導を開始しました。
【ルワンダ】
ルワンダの首都キガリで実施中のJICA「ルワンダ国キガリ市水道事業体運営改善プロジェクト」に水道事業経営の専門家を派遣しています。ルワンダ国の水衛生公社(WASAC)に対し、財務管理能力の強化や持続可能な水道事業経営の実現のため、東京水道の経験に基づいた、料金徴収や顧客管理、組織改善等に関するアドバイスを行っています。
海外向け水道技術研修の実施
国際協力機構(JICA)や海外水道事業体などからの業務受託により、海外の研修生に漏水調査や無収水削減対策、水道施設の維持管理などの研修を実施しています。2014年1月からは、当社がマレーシア(ペナン州)に漏水探知研修フィールドを設置し、現地水道職員に講師育成研修を実施するという新たな研修事業にも取り組んでいます。
研修支援
JICAが受け入れる開発途上国の水道分野の行政官やエンジニアに向けた研修に講師を派遣しています。
情報発信
国内外におけるシンポジウムや研究発表会での論文発表、展示会でのブース出展を行っています。
- 2017年 シンガポール国際水週間、全国会議(水道研究発表会)・展示会(高松)
- 2018年 IWA世界会議(東京)・展示会、全国会議(水道研究発表会)・展示会(福岡)
- 2019年 第11回水道技術国際シンポジウム(横浜)・展示会、IWA-ASPIRE(香港)・展示会、全国会議(水道研究発表会)・展示会(函館)
- 2021年 全国会議(水道研究発表会)
- 2022年 IWA世界会議(コペンハーゲン)、全国会議(水道研究発表会)・展示会(名古屋)
- 2023年(予定) IWA Aspire会議(高雄)、全国会議(水道技術発表会)・展示会(東京)